カブトムシの飼育・ブリード
  ☆ このページでは、初心者でも無理なく始められるカブトムシのブリードと飼育方法について
    説明していきます。

   ※あくまでも私自身の飼育方法ですので参考にするのも、自分なりに改良するのも、全面的に否定するのも
    皆さんの自由です。
  
   ※お住まいの飼育場所の環境を把握し、最も適した方法を見い出して下さい。こんなことを書いたら『なんだか難し
    そう?』と思われるかもしれませんが、基本的には日本国内でしたらそれほど大きな違いはないと思いますので
    ここに紹介する飼育方法でまず大丈夫だと思います。 

カブトムシの飼育方法



とりあえず用意する飼育用品
昆虫飼育ケース マット エサ(昆虫ゼリー) とまり木 寒さ対策
(断熱フィルム)


●かぶと虫の成虫飼育

※成虫の飼育は、昆虫ケースの中型以上の大きさをおすすめします。
ヘラクレスなどの大型のカブトムシは、これより広いコンテナや衣装ケースなどを
使ったりします。

※単独飼育の場合は、メスは昆虫ケースの(小)でもかまいませんが、オスはやはり(中)以上のケースを使用したほうが良いでしょう。
ケースは大きいほど虫にストレスがかからないので、迷ったときはケースの(大)を
購入すれば失敗はないでしょう。

※衣装ケースやコンテナ(上の写真)で飼育する場合は、そのまま使用できますが
昆虫用の飼育ケース(下の写真)を使用するときは、ケースとフタの間に新聞紙や
小さな穴を開けたビニールを挟むようにしましょう。こうすることにより、マットの乾燥や小バエの侵入をあるていどは防ぐことができます。 いちいち面倒くさいという方には、小バエシャッター付のケースが販売されていますので、そちらをおすすめします。

※マットは、園芸用の腐葉土でもかまいませんが、説明書をよく見て下さい。薬品が混入されているのも、なかにはあります。初心者の方はマットの知識が身につくまで、市販されている昆虫用のマットを使用したほうが安全でしょう。市販のかぶと虫用のマットならどれでもOKです!!
ただし幼虫は目の細かい幼虫用のマットを使用したほうが安全です。

※これはすべてのマットにいえることですが、新品のマットを開封して直ぐに使うのは避けて下さい。
開封してよくかき混ぜ、ガスを抜いてから使用しましょう。マットの臭いが落ち着いたらOK!

※エサは、市販されている昆虫ゼリーで十分です。バナナも気のせいか、ここ一番に与えると元気になるように思えます。ただし、バナナは小バエがすぐに寄ってきますので、小バエ退治が大変です。・・・掃除機で吸引して対処してます。

※転倒防止に、クヌギや楡の木の枝などを適当な長さに切って入れておくとよいでしょう。落ち葉や小さい枝では、かぶと虫の助けになりません。かぶと虫の体重を支えられるぐらいの小枝を入れて下さい。

※だいたい、これくらい用意しておけば成虫の飼育は問題なく出来ると思います。
※ただし、飼育やブリードは、年間を通して22度〜28度内を保てる部屋(場所)が必要です。直射日光も避けましょう。

カブトムシのブリード方法


 《交尾をさせる》

※後食を始めてから1ヶ月位(個体差あり)たったらブリードを試してみましょう。
自分の目で交尾を確認するなら、ハンドペアリングをおすすめします。
オスとメスが食欲大盛のときを見計らって、オスをそっとメスの背中に乗せてあげます。
オス・メス共に拒否せず、すんなり交尾に入れば約30分〜2時間ぐらいで交尾は終わります。
※メスの背中にオスが乗っかっているからといって安心しないで、必ず交尾の有無を確認して 下さい。交尾したつもりで産卵セットにメスをセットして、3週間後に採卵をしたら『卵が1個もなかった!』などという失敗をしないように慎重になって下さい。
産卵セットの作り方


 産卵セットにメスを移す

※まず、マットを中型のコンテナケースの底から10センチぐらいまでを拳で叩いて圧縮した層にします。 ここにメスが卵を産み付けてくれます。
マットは市販されている昆虫マット(幼虫用)が楽です。私は、市販されているハイパービートルマットを幼虫・成虫共に使っています。 ※ただし、事前にガス抜きをしておきましょう。

※その上からケースの7〜8分目ぐらいまでマットを軽く入れます。 

※転倒防止用の小枝を敷いて産卵セットの完成です。私は、マットにゼリーやバナナが飛び散って汚くならないようにエサを固定台に乗せています。
たまにはメスが転がして、ひっくり返っていることがありますが・・・?

※メスをセットする前に、昆虫ゼリーを200〜300g(個体差に応じて)ぐらい食べさせ、元気を付けさせてからセットしましょう。私は、この時期だけバナナを与えたりもしています。後は2〜3週間毎日エサをチェックしながら見守りましょう。

※卵を個別に飼育しないのであれば、このまま幼虫になるまでほっといても構わないのですが、メスが、自分で生んだ卵や、初齢幼虫を傷つけてしまう可能性があるので、なるべく2週間〜1ヶ月周期で採卵することをおすすめします。

【1】

【2】

【3】

【4】

【5】
 

 《採卵

【1】産卵セットをビニールシートや大型の衣装ケースなどにひっくり返します。
なかなかマットが落ちてこないと思いますので、ケースの底を軽く叩くか、ケースをねじって下さい。このとき慎重にしないと、マットがひび割れたときに卵が転がり落ちることがあります。大切な卵を潰さないように丁寧に作業を行いましょう。


【2】
マットを一握りずつほぐしながら、卵を拾っていきます。生みたての卵は不用意に触ると潰れたりしますので、慣れないうちは素手でさわらずに、スプーンなどでマットごとすくい取ったほうが安全です。


【3】
拾い出した卵は、とりあえずタッパや皿にまとめて並べて置いて、全部拾い出してからプリンカップなどの容器にはセットするようにしましょう。


【4】
卵を全部拾い出したら今度はカップにセットします。プリンカップ(200〜860cc)を【3】で拾い出した数だけ用意します。個人の好みでカップの大きさは選んで結構ですが、私は何種類もの容器を用意するのが面倒なので、最初から860ccのカップにセットします。このほうが、200ccのカップにセットするよりも、水分が抜けにくいし、マット(エサ)の交換にも余裕がもてるからです。


【5】
採卵の作業はこれで終了です。今度は2回目の採卵のための準備に入ります。
金銭的に余裕がある人は、そのつど新しいマット(ガス抜きしたもの)に交換してもよいですが、私みたいな余裕のない人は1回目の産卵セットで使ったマットを再利用して下さい。

※産卵セットの上部あたりのマットは、こぼれたゼリーやカビなどの不純物が多少ありますので、きれいに取り除いて下さい。※この作業は採卵のとき、ケースをひっくり返す前に済ましておいたほうがラクです。

※マットが乾燥気味でしたら、水分を調整してから産卵床を作りましょう。水分の目安は、マットを一掴みしてギューット握り締めて下さい。手を開いて固まっていたらOKです。・・・とよく説明されていますが、範囲が幅広いため迷ってしまうと思います。水を少しずつ加えていき、マットで団子を作れたら十分です。団子作りは誰でも子供のころに土で作った(泥団子)経験があると思いますので、あえて説明しません。水を加えるときは、霧吹きで加水しながらマットを撹拌すると、加減が分かりやすいです。
(注)ギューッと握った時点で表面に水が染み出てくるようでしたら水の加えすぎです。メスは卵を生んでくれません。

※後は、上記の産卵セットの作り方で説明したように作業を進めて下さい。3回目の採卵で、産卵セットを組むときにも、ここまで説明した方法を繰り返し行うだけです。

※採卵の周期は、2週間〜1ヶ月の間隔で行いましょう。1回目・2回目・・と採卵していくうちに、極端に産卵数が少ないときはもう一度ペアリング(追い掛け)をさしたほうがよいでしょう。また、卵がいつまでたっても楕円形のままとか、採卵してすぐに変色してしまうような場合は、おそらく無精卵ですのでペアリングをやり直すか、それでもダメならオスを代えてペアリングをさせてみましょう。異論がある方もおられることでしょうが、私はこれらの方法で有精卵を得ることができましたので報告させて頂きました。